L’Arc〜en〜Cielの音楽を語るうえで、欠かせない存在がベーシストのtetsuyaさんです。
作曲家として数々の代表曲を生み、バンドの方向性をつねに俯瞰して支えてきたその姿は、まさに“屋台骨”そのもの。
しかもステージでは華やかで、音楽面では職人気質というギャップまであって…思わず気になってしまう魅力が詰まっていますよね。
この記事では、tetsuyaさんのキャリア、ソロ活動、音楽性、ベーススタイル、使用機材、さらにクリエイティブディレクションや趣味まで、幅広くまとめていきます。
平成という時代を彩ったラルクの歴史の中で、彼がどんな役割を果たしてきたのかを、一緒に振り返りましょう。
「曲の裏でこんな工夫をしていたんだ」「機材へのこだわりってすごい!」という発見がきっとあるはずです。
では、tetsuyaさんの歩んできたストーリーから順番に見ていきましょうね。
1. 活動概要とキャリア形成
● 幼少期〜高校時代:音楽との最初の出会い
tetsuyaさんは滋賀県米原市の出身です。学生時代から音楽が身近にあり、高校では幼なじみのkenさんと一緒に「Byston-Well」というバンドを組んで活動していました。
このバンド名、じつはアニメ『聖戦士ダンバイン』の世界観が由来なんですよ。若い頃からすでに、ちょっとした遊び心と世界観づくりへのこだわりが見えてきますよね。
● L’Arc〜en〜Ciel 結成までの道のり
高校を卒業した後、大阪で新しいバンドメンバーを探していたtetsuyaさんは、後にL’Arc〜en〜Cielの初期メンバーとなるhiroさん、hydeさん、peroさんと出会います。
そして1991年、4人でL’Arc〜en〜Cielが結成されました。
さらに面白いのは、tetsuyaさん自身がhydeさんやperoさんを熱心に勧誘し、バンドをまとめ上げていったというところ。
バンドを引っ張るタイプだったことが、この頃からよく分かりますね。
● 結成当初から異例の“ブランド戦略”
L’Arc〜en〜Cielは、当時としては珍しく、アマチュアバンドが一般的にやる「ひたすらライブを重ねる」という手法をとりませんでした。
あえてライブ回数を絞り、口コミの熱量を高めることで動員を伸ばす戦略を採用していたのです。
さらに、メンバーは観客の前で機材を運ばない、ファンとの距離感を保つ——といったブランディング面も徹底。
その背景には、tetsuyaさんが“バンドを俯瞰して見られるリーダー”になったことが大きく影響しています。
● バンドを支えるリーダーとして
hydeさんの推薦を受け、tetsuyaさんはリーダーに就任しました。
音楽だけではなく、バンドの運営・方向性・ブランド作りまでを支えてきた存在であり、現在に至るまでL’Arc〜en〜Cielを語るうえで欠かせない中心人物となっています。
● メンバー変遷と、あの“大きな転機”
L’Arc〜en〜Cielは結成後、メンバー脱退や加入など、いくつかの転機を迎えますが、新しく入ったメンバーは全員、tetsuyaさんの知り合いや活動の流れの中にいた人物でした。
それだけ彼が周囲のミュージシャンから信頼されていたということですね。
さらに2002年頃、hydeさんから脱退の意向が伝えられた際、tetsuyaさんはバンド解散を考えるほどのショックを受けたそうです。
結果的に話し合いで続行が決まり、L’Arc〜en〜Cielは再び活動を続けることになりました。
● “tetsu”から“tetsuya”へ──改名の理由
2009年12月1日、長く使ってきた「tetsu」名義を「tetsuya」へ変更します。
これは亡くなった大切な人物から一文字をもらったためで、本名とは関係のない由来です。
音楽だけではなく、人生の節目を大切にする彼らしい選択ですよね。
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この30周年ライブは、まさにバンドの歴史を象徴する一作。
tetsuyaさんが歩んできたキャリアを振り返るうえでも、とても良い資料になりますよ。
2. ソロ活動と他プロジェクト
● TETSU69〜TETSUYA:ソロアーティストとしての挑戦
2001年、tetsuyaさんは自身のレーベル「SPROUSE」を立ち上げ、TETSU69名義でソロ活動をスタートさせました。
ラルクではベースを担当していますが、ソロではボーカルを務め、さらに楽曲によってはギター、ベース、キーボード、プログラミングまで担当することも。
「あれ、この人どこまでできちゃうの…?」と思うほど、マルチな才能が発揮されています。
当初はベースをあえて弾かず、シンセベースを取り入れたデジタル寄りのロックサウンドを追求していたというのも興味深いポイントです。
その後、自然と自身でベースを弾くようになり、ソロでも“tetsuya節”ともいえるメロディラインが存在感を放つようになりました。
● Creature Creature:DEAD ENDとの強い縁
2005年には、DEAD ENDのMORRIEさんによるソロプロジェクト「Creature Creature」にサポートベーシストとして参加。
tetsuyaさん自身、DEAD ENDから大きな影響を受けていると語っており、この参加は音楽的にも非常に自然な流れでした。
彼の“歌うようなベース”がCreature Creatureのダークでドラマチックな世界観と重なる瞬間は、ファンにとっても貴重な体験となっています。
● Like〜an〜Angel:2023年に始動した新たなプロジェクト
2023年、tetsuyaさんは新バンド「Like〜an〜Angel」をスタートさせます。
このプロジェクトは、L’Arc〜en〜Cielが活動しづらい時期に「もっとベースを弾きたい」という純粋な気持ちから動き出したものでした。
出典:Like-an-Angel Official YouTube Channel@LikeanAngel_official
L’Arc〜en〜Cielのトリビュート的な位置付けからスタートしましたが、2025年6月には初のオリジナル楽曲「Angel beside yoU」をリリースし、完全にオリジナルバンドとしての活動が本格化。
“ラルクとは別の表現を楽しむ場所”として、tetsuyaさんの創造力がまた新しい形で花開いています。
ソロ、サポート、そして新バンド──。
どの活動にも共通しているのは「音楽を楽しむ姿勢」と「新しい挑戦を恐れない気質」です。

バンドのリーダーという責任感を持ちながらも、アーティストとして柔らかくしなやかに動いていく姿が、とても魅力的ですよね。
3. 音楽性・楽曲制作の特徴
● シングル曲の多くを手がけた“メインコンポーザー”
tetsuyaさんは、L’Arc〜en〜Cielで最も多くのフィジカルシングル表題曲を作ってきたメンバーです。
「Blurry Eyes」「DIVE TO BLUE」「Pieces」「Driver’s High」「STAY AWAY」「READY STEADY GO」…
どれも当時の音楽シーンを鮮烈に彩った代表曲ばかりですよね。
さらに「snow drop」はミリオンセラーを記録し、ラルクの人気を国民的レベルへと押し上げた象徴的な一曲になりました。
これだけヒット曲を手掛けているという事実だけでも、彼がバンドの中核であったことが伝わってきます。
● “テツポップ”と呼ばれるメロディセンス
tetsuyaさんの楽曲は、とにかくメロディが強いのが特徴です。
共同プロデューサーの岡野ハジメさんに「テツポップ」と呼ばれるほど、耳に残る旋律の作り方が独特なんです。
ご本人も「メロディがしっかりしていないとアレンジする意味がない」と語るほどで、どんなアレンジを重ねても核がぶれない“強い曲”が多いのが魅力。
長く聴かれる楽曲が多い理由は、ここにあるのかもしれませんね。
● 幅広い楽曲スタイル:ロックから美しいバラードまで
tetsuyaさんが作る曲の幅はとても広く、同じ人物が作ったとは思えないほど多彩です。
- スリリングなロックナンバー……「READY STEADY GO」
- 爽やかで疾走感あるポップロック……「DIVE TO BLUE」
- 壮大で美しいバラード……「Pieces」「あなた」
- ダークで重厚な世界観……「死の灰」「finale」
特に“疾走感のある曲”と“壮大なストリングスを取り入れたバラード”は、彼の代表的なスタイルとしてファンの中でもよく語られています。
● ソロ作品における音の方向性
ソロ活動では、よりポップ寄りでカラフルな楽曲が多い印象です。
とはいえ「バンドでできないことをソロでやろう」という特別な意図はなく、自然体で作っていった結果、楽曲の色が少し変わっただけ…というのがtetsuyaさんらしい部分でもあります。
● 音楽的ルーツ:70〜90年代への深いリスペクト
彼の音楽的ルーツはとても広く、ジャンルをまたいだ影響が楽曲に表れています。
- ニューウェイヴ/ニューロマンティック(デュラン・デュラン、カジャグーグー)
- シンセポップ
- HR/HM(オジー・オズボーン、DEAD END)
- 90年代のオルタナティブロックやポップパンク(グリーン・デイ、blink-182)
特にDEAD ENDは非常に大きな影響源で、Creature Creatureへの参加にもつながっています。
また、ラルク初期のベースプレイにはザ・キュアーからの影響が濃く反映されていると語っており、音の奥にある“美しい陰影”はこうしたルーツから生まれているんですね。

メロディの強さ、サウンドの彩り、そして時代を越えて残る普遍性。
tetsuyaさんの音楽が長く愛される理由を、改めて感じられる章だったのではないでしょうか。
4. ベーシストとしての特徴と使用機材
● “歌うベース”と呼ばれる独自のプレイスタイル
tetsuyaさんのベースは、ひと言でいうと「メロディアス」。
曲の土台を支えるだけでなく、対旋律やハーモニーラインを前に出し、“歌うように動くベース”として多くのファンに愛されています。
演奏の中ではスライドやグリスを多用し、フレーズの表情づけがとても巧み。
さらに、ステージ上で高速に横移動するピッキングポジションも印象的で、視覚的にも躍動感があります。
基本はピック奏法が中心ですが、曲によっては指弾きやスラップも使い分ける柔軟さがあり、「THE NEPENTHES」や「twinkle, twinkle」で披露されるスラップは特に人気があります。
その多彩なアプローチは、長年の研究と職人的なこだわりから生まれているものなんですね。
● ベースという楽器への独特の哲学
tetsuyaさんは、ベースを「音楽を作るうえで一番大事な存在」「料理でいう隠し味的なポジション」と表現しています。
派手さよりも“全体の仕上がりを美しく支えること”を大切にしていて、まさに職人のような考え方です。
また「常に80点90点をキープし続けるのが理想」という発言からも、安定したクオリティを積み重ねるストイックさを感じます。
● 使用機材:ZON・ESP・LAKLANDと歩んできた30年
tetsuyaさんが長年愛用してきたベースブランドといえば、ZON、ESP、LAKLAND。
特にESPとは1992年から30年以上にわたって契約し、数多くのシグネイチャーモデルが誕生しています。
また、ESPの筆記体ロゴが使えるのは世界でも限られた人物だけで、tetsuyaさんとメタリカのカーク・ハメットがその代表的存在です。
この特別仕様だけでも、ESPとの深い信頼関係がうかがえます。
ZONのベースはレコーディングでも重宝されており、繊細で輪郭のあるサウンドが特徴。
LAKLANDについてもステージでの使用が目立ち、プレイヤーとしての幅の広さを支えています。
● 2023年に始動した新ブランド「STELLA GEAR」
2023年10月には、新しい楽器ブランド「STELLA GEAR」を本格始動。
既存のESPやEdwardsのシグネイチャーモデルの受注に加えて、新しいベース用エフェクター「Bass Driver’s High」なども展開しています。
また、楽器だけでなくヴィンテージ機材のコレクターとしても知られ、ベースのコレクションは120本以上。
音に対する探究心がとにかく深く、音楽に向き合う姿勢の強さがよく分かります。
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ステージ衣装やブランドへのこだわりも強いtetsuyaさん。
STELLA GEARやSTEALTH STELL’Aのアイテムは、彼の感性がそのまま形になったようなデザインで、ファンにとって「持っているだけでちょっと嬉しくなるアイテム」です。
まとめ
tetsuyaさんのキャリアを振り返ってみると、L’Arc〜en〜Cielのリーダーとしてだけでなく、作曲家・ベーシスト・クリエイター・ブランドディレクターとして、多方面で才能を発揮してきたことがよく分かります。
ステージでは華やかに、音楽制作では職人のようにストイックに、そしてプライベートでは好きな世界観を深く掘り下げて楽しむ──。
その多彩さと一貫した美意識こそが、彼ならではの魅力なんですよね。
L’Arc〜en〜Cielの数々の名曲やソロ活動、そして新たに始動したLike〜an〜Angelなど、tetsuyaさんの歩みはこれからも続いていきます。
今回の記事で少しでも「こんな一面もあるんだ!」と発見していただけたら、私もうれしいです。
もしまだライブ映像や関連アイテムをチェックしていない方は、上のリンクからのぞいてみてくださいね。
歌、演奏、世界観…あらゆる面で彼の魅力をもっと深く味わえるはずです。
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よくある質問
- Qtetsuyaさんが作曲した曲は、どんな特徴がありますか?
- A
最大の特徴は“強いメロディ”です。耳に残る旋律がしっかりしているため、ロックでもバラードでも印象的な曲が多いんです。
「READY STEADY GO」や「Pieces」など、幅広いジャンルを手がけていながら、どの曲にもtetsuyaさんらしいメロディラインが流れています。
- Qベースプレイが“歌っている”と言われるのはなぜ?
- A
対旋律や動きのあるフレーズを多用し、まるで曲の中でもう一人のボーカルが歌っているように聴こえるからです。
スライドやグリスを活かした表情豊かな演奏も特徴で、ピック・指・スラップを曲ごとに使い分ける柔軟さも魅力なんです。
- Qソロ活動やLike〜an〜Angelは、ラルクとどう違うの?
- A
ソロではボーカルも担当し、よりポップでカラフルな曲調が多く、tetsuyaさんの“個人の色”が強く出ています。
一方、Like〜an〜Angelは「もっとベースを弾きたい」という思いから始まったバンドで、ラルクとは別軸で音楽を楽しむプロジェクトとして進化しています。



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