I.はじめに
GLAYのギタリストとして30年以上、独自の存在感を放ち続けているHISASHIさん。派手でスキャンダラスなサウンド、鋭くて個性的なギタープレイ、そしてアニメやサブカルへの深い愛情──。どれを取っても “唯一無二” と言いたくなる魅力であふれています。
この記事では、HISASHIさんの生い立ち、音楽性、愛用ギター、バンド活動やサイドプロジェクト、そして人柄や好きなカルチャーまで、幅広くまとめてご紹介します。
昔からのGLAYファンの方はもちろん、「最近またHISASHIが気になる」「機材や楽曲を深く知りたい」という方にもぴったりの内容です。読んだあとには、ライブ映像や過去の名曲をもう一度聞き返したくなるかもしれませんよ…♪
それでは、一緒にHISASHIさんの世界へ遊びに行きましょう!
II. 経歴と活動の背景
1. 幼少期〜中学時代:興味の原点は“メカと音”
HISASHIさんは1972年に青森県弘前市で生まれ、その後は北海道函館市で育ちました。子どもの頃からゲームや機械が大好きで、家の中にあった父のオーディオルームはまさに宝箱のような場所。重厚なオーディオ機材に囲まれながら、音の世界への興味をぐっと深めていったそうです。
中学に入ると、ラジオから流れてくるロックミュージックに衝撃を受け、自分のギターを通販で購入。そこからは、一気に音楽へとのめり込んでいきました。
2. 高校時代:パンクバンドと、運命の出会い
高校ではパンクバンド「蟻」を結成するなど、音楽活動を本格化させていきます。そんな中で出会ったのが、のちにGLAYを率いるTAKUROさん。ツインギターの相棒を探していたTAKUROさんの誘いに興味を持ち、HISASHIさんはGLAYへ参加することになります。
この出会いこそが、平成ロックシーンを大きく動かす転機でした。
3. 上京〜メジャーデビュー:夢を追い続けた日々
高校卒業後は家族とともに上京し、アルバイトを続けながらGLAYの活動を本気で継続。ライブハウスを回り、デモテープを作り、少しずつ少しずつ道が開けていきました。
そして1994年5月25日、シングル「RAIN」でメジャーデビュー。ここからGLAYとHISASHIさんの快進撃が始まります。
4. サイドプロジェクト:音楽の幅を広げる挑戦
GLAYとして活動する一方で、HISASHIさんは複数のユニットやバンドでもギターを担当しています。
- rally:THE MAD CAPSULE MARKETSのMOTOKATSUさんやRadio Carolineのウエノコウジさん、そしてTERUさんと組んだプロジェクト。
- ACE OF SPADES:EXILEのTAKAHIROさんらメンバーと結成した期間限定バンド。
- AUDIO 2 AUDIO:TAKUROさんと映画音楽を担当した制作ユニット。
- NORWAY:スタジオを使わず、ファイルのやり取りで制作を進めるユニークなバンド。

どの活動にも “新しい音への好奇心” があふれていて、HISASHIさんのクリエイティブな一面がよく見えるんです。
III. GLAYの活動とHISASHIの存在感
GLAYといえば、90年代後半から2000年代にかけて日本の音楽シーンを大きく動かしたロックバンド。その中でHISASHIさんは、ひと目でわかるビジュアルと、鋭くて派手なギタープレイで“GLAYサウンドの個性”を作り上げてきました。
特にライブでは、音だけでなくステージングまで含めてインパクトを与える存在。TALBOを振り回しながらのソロや、レーザーのような鋭いピッキングは、初見の人でも思わず目を奪われてしまいます。
ライブで光る個性とパフォーマンス力
HISASHIさんの真骨頂は、やっぱりステージ上。ギターソロの表現力、アドリブ、そして遊び心あふれるパフォーマンスは、誰もマネできない唯一無二のスタイルです。
「最新のGLAYを観てみたい」「今のHISASHIの音ってどんな感じ?」といった方には、下のライブ映像がぴったり。バンド全体の勢いと、円熟味のあるギタープレイがしっかり楽しめます。
GLAY 30th Anniversary GLAY EXPO 2024-2025 GRAND FINALE

このEXPOの映像は、30周年の節目にふさわしい迫力のステージばかりで、HISASHIさんの音作りやライブアレンジの妙がしっかり味わえます。
IV. 音楽性と作風
HISASHIさんの音楽性を一言で表すなら、“危険な香りがするのに、どこかポップ”。この独特のバランスが、多くのファンを惹きつけています。
1. 影響を受けた音楽
初めて買ったレコードは、クリエイションの「スピニング・トーホールド」。その後、日本のハードコア・パンクやインディーズ、ジャパメタなど幅広いジャンルの音に夢中になっていきます。
- THE WILLARD
- LAUGHIN’ NOSE
- 有頂天
- ANTHEM
- AUTO-MOD
刺激的でスキャンダラス、しかもメロディアス。そんな“ギラついた音楽”が、今のHISASHIさんのルーツになっています。
2. 「危険×ポップ」の絶妙なバランス
HISASHIさん自身、「見た目が派手で、危険な香りがあって、でもメロディはしっかりポップな音が好き」と語っています。
GLAYの楽曲でも、彼が関わる曲はどこか刹那的でダークなのに、サビはしっかりキャッチー。そうしたミックス感覚が、バンドの中で強い存在感になっているんです。
3. 特徴的なギタープレイ:ピッキングハーモニクス
HISASHIさんのギタースタイルで欠かせないのがピッキングハーモニクス。弦を弾く瞬間に親指の側面を当てることで、高くて鋭い“キュイーン”という倍音を出す技術です。
ライブで耳に残るあの独特の音は、このテクニックから生まれています。
4. HISASHIが手がけた代表曲
これまでに多くのGLAY楽曲で作詞・作曲を担当しており、その幅もとても広いです。ダークな世界観の曲から、スピード感あるロック、幻想的なナンバーまでさまざま。
- Cynical
- neuromancer
- アイ
- Surf Rider
- coyote, colored darkness
- WORLD’S END
- everKrack
- 黒く塗れ!
- 微熱Ⓐgirlサマー
- デストピア
- 超音速デスティニー

どれも “HISASHI節” がしっかり感じられる楽曲ばかりです。
V. HISASHIの作詞・作曲した楽曲一覧
GLAYの中でも、HISASHIさんが手がける楽曲は「世界観の広さ」と「音の刺激」が魅力。初期の攻撃的なロックから、切なさを含んだナンバー、そして実験的な曲まで、幅広くバンドの音を彩ってきました。
ここでは、特に人気が高いHISASHIさんの代表曲をいくつかピックアップしてご紹介します。
● 初期〜中期の代表曲(1993〜2009)
- Cynical
- Surfrider
- WORLD’S END
- アイ
- neuromancer
- coyote, colored darkness
- 黒く塗れ!
- everKrack
この時期は、HISASHIさんの“攻めのロックサウンド”が特に光っていて、ライブでも盛り上がる曲がたくさん生まれました。
もし「この頃のGLAYの音をまとめて聴き返したい」という方には、下のベストアルバムがぴったりです。
DRIVE 1993~2009 -GLAY complete BEST

GLAYの初期の勢いと、HISASHIさんの個性が花開いていく過程を一気に味わえるおすすめの一枚です。
VI. 使用機材(ギター)完全ガイド
HISASHIさんといえば、何といっても個性的なギターたち。ステージで目を引くデザインから、実験的なサウンドまで、どのギターにも強いこだわりが感じられます。
ここでは、長年愛用してきた代表的なギターを種類ごとにご紹介します。
1. Tokai TALBOシリーズ
TALBOはHISASHIさんの“代名詞”とも言えるギター。アルミボディの独特な鳴りと、未来的なデザインで、ライブでも強い存在感を放っています。
- PLATINUM BLACK(黒タルボ):最も使用頻度が高い一本。SustainerやDiMarzio PAF Proなど、攻撃的なサウンドを支えるピックアップ構成。
- LFO JET SPEEDER:青いクリアボディで、ネックのLEDが発光する派手な仕様。
- ALL CRYSTAL:透明なアクリル製で、まるでステージの照明を引き込むような存在感。
- evoke / EVOLVE:Floyd Rose搭載で激しいアーミングにも耐える設計。24フレットに改造されている。
- Armored FRT-Sustainer(通称:FRT三兄弟の一つ):ボディに彫金が施された豪華なモデル。
ライブでの多彩なサウンドや派手なアクションは、このTALBOシリーズが支えているんです。
2. ZEMAITIS(ゼマイティス)
2000年代以降のHISASHIさんを語るなら、ZEMAITISの存在も欠かせません。メタルフロントの美しい装飾と重厚な響きが特徴で、音作りに深みを持たせています。
- ’94 METAL FRONT(My Buddy):メインの一本として長年活躍。複雑な手彫りの彫金が魅力。
- SHELL FRONT:白蝶貝が敷き詰められたハンドメイドモデル。見た目もサウンドも唯一無二。
3. Zodiac Works(HISASHIシグネチャーモデル)
ZEMAITISの精神を受け継ぎつつ、より手に取りやすい価格帯で作られたシグネチャーシリーズ。ファンからも人気が高いモデルです。
- X Bone – Justice / Guilty:ZEMAITISをベースにしながらも、独自のデザイン性を持つモデル。
- Zodiac XIII(Thirteen is My Lucky Number):布袋寅泰さんのDARKSTARをベースにカーボンファイバーで仕上げた一本。
4. Gibson・Fender・その他のギター
ロックギタリストとして定番のGibsonやFenderも多数所有しており、レコーディングではTALBOとは違う味を出すために使い分けています。
- Gibson Flying V(1982年製コリーナ、さらに1958年製も所有)
- Gibson Les Paul Custom ’69年製
- Fender Stratocaster ’54年製
- Fernandes APG-85(TALBOに繋がる重要モデル)
- g’7 Special g7-HSS DAMNED MAESTRO
- EVO 0202ZW WOOD TOP(震災瓦礫を再利用したプロジェクト)

どのギターにもストーリーがあり、“なぜこの音になるのか” が分かると、ライブ映像やアルバムを聴くのがもっと楽しくなりますよ。
VII. 人物像と嗜好
HISASHIさんは、ギタリストとしての才能だけでなく、サブカルチャー・メディア・乗り物など、多彩な趣味を持っていることで知られています。その影響は音楽や企画、ライブ演出にも色濃く出ています。
1. アニメ・漫画・サブカルチャー愛
HISASHIさんがアニメに興味を持ったきっかけは、押井守監督の作品。『うる星やつら』や『劇場版パトレイバー』などに心を掴まれたことで、映像・物語表現への関心が一気に高まったと語っています。
その後、『機動戦士ガンダム』『新世紀エヴァンゲリオン』『涼宮ハルヒの憂鬱』など幅広く作品を楽しむようになり、ツアーでは“ハルヒピック”を使うなど、遊び心あふれるエピソードもあります。
また、押井守監督との共同制作として、短編アニメ『Je t’aime』でGLAYの楽曲『Satellite of love』が起用されるなど、アニメ作品との関わりも深いんです。
2. インターネットとメディアへの関心
ネット黎明期からインターネットに強い関心を持ち、なんとhideさんとは「初めてのメル友」だったという驚きのエピソードも。hideさんに紹介されたアングラ系サイトに驚愕した──というのは、ファンの間でも語り継がれている話ですね。
近年では、ライブのネット配信、動画投稿、企画番組への出演など、新しいメディア表現にも積極的。アニメ主題歌の“演奏してみた動画”が大きな話題になったのも印象的です。
3. 愛車・バイクと映画好きの一面
運転免許はメンバーの中で一番遅かったものの、現在は無類の車好き。2021年時点での愛車は以下の3台です。
- マツダ RX-7(FD3S)
- マツダ・サバンナRX-7(FC3S)
- ランチア・デルタ CORSA 9
特に映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズが大好きで、作中のデロリアン・DMC-12を手に入れようと奮闘したこともあるほど。
2023年には、TAKUROさんとTOKIさんから、ホンダの名車「CB400FOUR」をプレゼントされるという心温まるエピソードもあります。
4. 音以外の“クリエイティブ”にも才能
音楽だけでなく、HISASHIさんはゲーム、映像、ネット文化など多方面に好奇心旺盛。ライブ演出や企画でも、ユニークな世界観を生み出す源になっています。

こうした幅広い嗜好が、音楽表現の奥行きにつながっているんですね。
VIII. メンバーとの関係性
HISASHIさんは、GLAYというバンドの中でも独特の立ち位置を持っています。音楽性やキャラクターが異なるメンバーとの関係は、GLAYの魅力そのものにも深く関わっています。
1. TAKURO:正反対なのに信頼し合う“音の相棒”
GLAYのリーダーであり作曲の中心となるTAKUROさんとは、実は好みの音楽がほぼ正反対。しかし、それがいい刺激になっていると互いに語っています。
TAKUROさんはHISASHIさんのことを「GLAYの中でのライバル」と話し、短い小節の中で“印象的な音を選ぶ天才”と評価しています。ぶつかり合う時期があっても、根底にあるのは深い信頼関係なんですね。
2. JIRO:気まずさから始まった独特の距離感
JIROさんとは、初期の頃から二人になると気まずい…というエピソードがよく語られています。ただし仲が悪いわけではなく、むしろ時間をかけてゆっくり距離を縮めていった関係です。
バンド結成から10年近く経って、ようやく二人で飲みに行ったというのも印象的なお話ですね。
3. TERU:ライブで呼吸を合わせる“フロントラインの仲間”
TERUさんとは、ライブのステージ上での掛け合いも多く、視線や動きだけでお互いの意図を読み取るような関係。HISASHIさんの激しいギタープレイとTERUさんのボーカルは、GLAYのライブの見どころのひとつです。

個性が違う4人が集まるからこそ、GLAYの音に深みが生まれていることを実感します。
IX. 参加・提供作品(補足)
HISASHIさんはGLAYだけでなく、さまざまなアーティストの作品にも参加しています。ギタリストとしての柔軟さや、音への好奇心がよく表れている活動ばかりです。
1. アーティストへの参加(ギター演奏)
- 宇多田ヒカル「Letters」:Charさんとともにアコースティックギターで参加。温かくて繊細な音づくりが話題に。
- 氷室京介「SAY SOMETHING」「Keep the faith」:ロックらしい鋭いギターワークで、楽曲の世界観に深みを与えています。
このあたりのコラボは、GLAYとはまた違う音の表情が見られてとても魅力的です。
2. アーティストへの楽曲提供
作曲・作詞家としても活動しており、アニメ・声優シーンを中心に幅広く楽曲を提供しています。
- 遠藤ゆりか
- 日笠陽子
- 藍井エイル
- 三森すずこ
どれも“HISASHIらしい少しダークでエッジの効いた世界観”が感じられる作品ばかりです。
3. プロデュースワーク
バンドじゃないもん! の楽曲では、サウンドプロデュースとして参加。アイドル×ロックの世界観にHISASHIさんの色が加わり、新鮮な化学反応が生まれています。

GLAY以外でも精力的に活動しているからこそ、今の多彩な音楽スタイルがあるんですね。
X. まとめ
HISASHIさんは、GLAYのギタリストという枠を大きく超えて、音楽・サブカルチャー・映像・乗り物・インターネットなど、さまざまな世界を自由に行き来しながら表現を続けています。
ロックギターの激しさ、アニメの遊び心、ネット文化への感度、そしてライブでの圧倒的な存在感。どれを取っても“唯一無二”で、長年愛されてきた理由がよく分かります。
また、近年のGLAYは進化し続けており、HISASHIさんのギターもより深く、より自由に。その変化をしっかり味わいたい方には、下のベストアルバムがとてもおすすめです。
DRIVE 2010~2026 -GLAY complete BEST
円熟したサウンドや、より洗練されたギターフレーズなど、“今のGLAY”の魅力がぎゅっと詰まっています。
これからもHISASHIさんがどんな音と表現を見せてくれるのか、とても楽しみですね。
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平成の音楽やネット文化の流れとあわせて読むと、HISASHIさんの表現世界がさらに立体的に見えてきます。
よくある質問
- QHISASHIさんの代表的なギターはどれ?
- A
一番有名なのは、アルミボディで未来的なデザインが特徴の「Tokai TALBOシリーズ」です。特に“黒タルボ(PLATINUM BLACK)”はライブでも使用頻度が高く、HISASHIさんの象徴的な一本になっています。
- QTALBOは一般のギタリストでも弾けますか?
- A
もちろん弾けます。軽量で扱いやすく、音の立ち上がりが速いので、ロックやポップスにもよく合います。ただし、HISASHIさんのような鋭いハーモニクスやアーム奏法を再現するには、少し練習が必要です。
- QHISASHIさんらしい音を出すにはどんな機材が必要?
- A
ポイントは「倍音の出やすいピッキング」と「歪み系エフェクター」です。ミドルがしっかり出るディストーションペダルを使うことで、HISASHIさんらしい“ギラッとしたロックサウンド”に近づきます。
さらにSUSTAINER搭載ギターやFloyd Roseブリッジがあると、ライブで見せるような技巧的なフレーズも再現しやすくなります。



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