GLAYのベーシストとして30年以上にわたり第一線を走り続けているJIROさん。
圧倒的な存在感のライブパフォーマンス、独特の演奏スタイル、そしてファッションや人柄まで、魅力がとても多面的なアーティストです。
本記事では、JIROさんの経歴、演奏スタイル、使用ベース、人物像、サイドプロジェクトまでを、できる限りわかりやすく整理して解説していきます。
長年のファンの方はもちろん、最近GLAYに興味を持った方、機材に関心がある方にも役立つ内容です。
平成の音楽シーンを象徴する存在であるGLAY。その中でも、とくに変化と挑戦を続けてきたJIROさんの歩みを、じっくり辿っていきましょう。
JIROの人物像と背景
JIROさんは、本名を和山義仁といい、1972年10月17日生まれの北海道・函館市出身です。
中学・高校時代に音楽にのめり込み、複数のバンドを経て、1992年にGLAYへ加入しました。
芸名「JIRO」は、本名とはまったく関係がありません。
GLAY加入前に所属していたバンド「ピエロ」のボーカルから名前を聞かれ、とっさに口にしたのが「JIRO」。
本人も「なぜJIROと言ったのか覚えていない」と語っています。
高校時代はもともとギタリストとして活動していましたが、バンドの流れでベースへ転向。
その後、上京したGLAYのメンバーと再会し、現在につながるキャリアが始まります。
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GLAYとしてデビューした1994年頃はシンプルなファッションでしたが、90年代後半からは派手で個性的なスタイルへ変化。
特に1998年前後の「アロエヘア(pure soulヘア)」は、GLAYのビジュアル史を語るうえで欠かせない象徴となっています。

また、2000年のアリーナツアー時には精神的に苦しい時期があり、ライブ中も下を向いて演奏する姿が印象的でした。
この時期を支えた音楽誌編集者と同年に結婚し、その後メンタル面も回復したとされています。
音楽性と演奏スタイル
JIROさんのベーススタイルは、とてもアクティブで躍動感のある動きが特徴です。
腕全体を大きく振りながら弾く姿はライブでも強い存在感を放ち、GLAYのステージを象徴するパフォーマンスのひとつになっています。
サウンド面では、単音を正確に弾くミュート技術が際立っています。
ロックバンドでは音が濁りやすい場面が多いのですが、JIROさんは「鳴らす音」と「鳴らさない音」をしっかり区別してコントロールしているため、ベースラインがはっきりと聴こえます。
制作面でのエピソードとして有名なのが、セカンドシングル『真夏の扉』のレコーディング時の出来事です。
プロデューサーの土屋昌巳さんが、ピック弾きについて助言した場面があり、JIROさんはその場でピックを外して演奏したと言われています。
これは「ピックと指、どちらでも弾けるようにしたら良い」という意図のアドバイスで、後のJIROさんのプレイ幅を広げるきっかけになりました。
影響を受けたベーシストとしては、ガンズ・アンド・ローゼズのダフ・マッケイガン、そしてZIGGYの戸城憲夫さんの名前を挙げています。
メロディアスで疾走感のあるラインを弾くスタイルは、この2人の影響が色濃く感じられます。
また、JIROさんはGLAYでメインボーカルを取る曲もあり、有名なのは以下のような楽曲です。
- SHUTTER SPEEDSのテーマ
- ストロベリーシェイク
- THE BIRTHDAY GIRL

特に「SHUTTER SPEEDSのテーマ」はライブ定番の盛り上がり曲で、激しいステージングと明るいノリの良さが、ファンの間でも長く愛されています。
使用ベース・機材の解説
JIROさんの機材の中心にあるのは、プロデューサー佐久間正英さんが手がけたブランド「TopDog」シリーズです。
GLAYのサウンドを語るうえで欠かせない、特徴豊かなベースが揃っています。
TopDog製ベース
● JRO-01 JB Type “初号機”
1995年頃に入手してから現在まで、JIROさんが「代わりは絶対にない」と語るほど愛用している一本です。
佐久間氏の所有していた1972年製フェンダー・ジャズベースを基に作られたモデルで、シリアルナンバーは#008。
アルダーボディにシースルー・ロイヤルブルーの塗装が施されていますが、長年の使用で色褪せがあるものの塗り直しはされていません。
ピックアップはセイモア・ダンカン SJB-1n / SJB-1b、ペグはGotoh GB-2など、こだわりの仕様となっています。
● JRO-03 JB Type
3本所有しており、シリアル#000003の個体は特に特徴的です。
元は濃い青のボディでしたが、シルバーフレーク(ラメ)に再塗装されており、その際にピックアップはリンディー・フレーリン製からセイモア・ダンカン製へ変更されました。
ステージでの使用頻度も高く、破損後の修理でボディが新調され、より大粒のラメが採用されています。
● JRO-07改
黒いボディに目玉デザインのピックガードというインパクトの強い一本。
フロントにはセイモア・ダンカン SMB-4Dを搭載しており、重量がある分、力強い重厚な音が特徴です。
● JRO-08
2017年製作のシルバーフレークモデルで、ライブで使用される場面が多いベースです。
こちらもSMB-4Dを搭載し、ロック向けの太いサウンドが魅力です。
● JRO-09 RD Type
2017年のレッドブル・エアレース千葉で披露された新曲「XYZ」と合わせて製作された、レッドブルとのコラボ機。
鮮やかなデザインがステージでひときわ目立つモデルです。
その他の使用ベース
● Gibson EB-3L
メジャーデビューシングル「RAIN」のレコーディング時に使用した1972年製モデル。
大きなツマミはバリトーン・スイッチで、4つの音色モードを切り替えられます。
● Gibson EB-ⅡD(Early 70s)
フロントにハムバッカーを搭載したセミアコ構造で、バラード曲での使用が多い一本です。
● TEISCO SPECTRUM BASS
2000年のHEAVY GAUGEツアーで使用し、精神面の回復を感じたタイミングでライブ中に放り投げた唯一のベースとして知られています。
● Fender American Ultra II Jazz Bass – Noble Blue –
指板にエボニー材、ピックアップには新開発Ultra II Noiseless Vintage Jazz Bassを採用したモデル。
「GLAY 30th Anniversary ARENA TOUR 2024-2025 “Back To The Pops”」では、ほぼ全曲をこの一本でプレイしています。
サイドプロジェクトと活動の幅
JIROさんはGLAYの活動に加えて、さまざまな音楽プロジェクトに関わり、その幅広い表現力を発揮しています。
中心となるのが、2005年に始動したTHE PREDATORSでの活動です。
THE PREDATORSでの活動
THE PREDATORSは、the pillowsの山中さわおさん、ストレイテナーのナカヤマシンペイさん、そしてJIROさんの3人によるロックバンドです。
それぞれが別バンドで活躍しているため、カジュアルでありながらもクオリティの高い楽曲が特徴です。
GLAYとは違う立ち位置でベースを弾くJIROさんは、よりシンプルかつロック寄りのアプローチを見せており、ファンからも高い評価があります。
ライブパフォーマンスでは、彼ら特有の疾走感ある演奏が魅力で、JIROさん自身も「気楽に楽しめる場」として大切にしているプロジェクトです。
トリビュート参加・その他の活動
また、the pillowsのトリビュートアルバム『シンクロナイズド・ロッカーズ』への参加など、外部作品にも積極的に関わっています。
自身が影響を受けてきたアーティストへのリスペクトを形にする場としても、重要な経験となっています。

こうしたサイドプロジェクトを通じて、JIROさんはGLAYとは異なる音楽性を磨きながら、アーティストとしての幅をさらに広げ続けています。
最新ライブ・映像作品と現在のJIRO
近年のGLAYはデビュー30周年を迎え、ライブの規模や演出もさらに進化しています。
その中で、JIROさんはこれまで以上に安定したプレイと存在感を見せており、長年の経験によって磨かれた“余裕のあるステージング”が目立つようになりました。
特に「GLAY 30th Anniversary ARENA TOUR 2024-2025 “Back To The Pops”」では、Fender American Ultra II Jazz Bass – Noble Blue –を中心に使用し、新旧の楽曲を幅広くプレイ。
音の立ち上がりや抜けの良さが際立ち、ライブの迫力を支える重要な要素になっています。
また、JIROさんのステージでの魅力は、ベースだけではありません。
観客に笑顔で応える姿や、曲ごとの細かな表情の変化など、30年を超えるキャリアの中でも、今が最も伸び伸びとプレイしている時期と言ってよいほど自然体です。
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映像作品では、JIROさんの演奏フォーム、表情、機材の細かなセッティングまで確認できるため、ファンだけでなく楽器プレイヤーにとっても貴重な資料になります。

特にEXPOのような大規模ライブでは、彼の魅力がより立体的に伝わるため、ライブ映像の価値は一層高まっています。
人物像と著作物
JIROさんは、音楽性だけでなくビジュアル面・人柄でも高い人気を持つメンバーです。
端正な顔立ちと明るい性格から、芸能人にもファンを公言する人がいるほどで、GLAYの中でも特に人気が高い存在として知られています。
ファッションセンスにも優れており、若い頃には代官山でスカウトされたというエピソードもあります。
ステージ衣装から普段のスタイルまで、常に独自の美意識を感じられるのがJIROさんの魅力です。
趣味:カメラとスノーボード
プライベートではカメラとスノーボードが趣味で、カメラでは風景や空を撮影することが多いそうです。
実際にJIROさんが撮影した写真は、シングル「Precious」のCDジャケットにも採用されています。
著作物
JIROさんは文章も得意で、雑誌連載をまとめた以下の書籍を出版しています。
- 『キャラメルブックス』(1999年 / ソニー・マガジンズ)
- 『キャラメルパビリオン』(2001年 / ソニー・マガジンズ)
- 『ビンゾー&ジロゾーのウォーカー・ブラザーズ東京』(2003年 / 角川書店 / MAYA MAXXとの共著)
- 『JIRO/GLAY』(2008年 / ベース・マガジン編集部)
エッセイでは日常の気づきや音楽への向き合い方が丁寧に語られており、ミュージシャンとしての側面はもちろん、素顔のJIROさんに触れられる内容が多くの読者に支持されています。
メンバーとの関係性
GLAYの中では最年少でありながら、実質的な副リーダーのような役割を担うこともあります。
幼稚園からの幼なじみであるTAKUROさんとの関係性は長く、バンドの中心を支える重要な存在です。

楽曲制作では遠慮なく意見を述べるタイプで、TAKUROさんが新曲を自信満々に持ってきた際、「古いよ」と言ったというエピソードもあります(ただし後に本人は否定)。
こうした関係性が、GLAYの音楽をより進化させ続ける原動力になっています。
まとめ
JIROさんは、GLAYのベーシストとして30年以上にわたり活躍し続けているだけでなく、独自の演奏スタイル、音楽観、ファッション、人柄など、多面的な魅力を持つアーティストです。
さらにはTHE PREDATORSでの活動や、さまざまな著作、写真作品など、多彩な表現を積み重ねています。
使用するベースはTopDogシリーズを中心に、GibsonやFenderなど幅広く、楽曲やライブごとに最適なサウンドを追求しています。
ライブでは迫力のあるパフォーマンスと繊細な音作りの両立が見られ、近年はさらに余裕のある自然体の魅力が増しています。
この記事が、GLAYやJIROさんをより深く知るきっかけになればうれしいです。
時代を超えて愛される理由は、音楽だけでなく、彼の人生そのものにあるのかもしれません。
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よくある質問
- QJIROさんの使用ベースで最も代表的なのは?
- A
最も象徴的なのは、TopDog製のJRO-01(初号機)です。
1995年頃から現在まで使い続けている一本で、「代わりは絶対にない」と語るほど特別な存在です。
- QJIROさんの演奏を映像でじっくり確認するなら何が良い?
- A
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機材、演奏フォーム、表情までしっかり観られるため、ファンにもプレイヤーにも貴重な資料になります。
- QJIROさんがボーカルを担当する代表曲は?
- A
GLAYでは以下の楽曲でメインボーカルを担当しています。
- SHUTTER SPEEDSのテーマ
- ストロベリーシェイク
- THE BIRTHDAY GIRL
ライブでも盛り上がる曲が多く、JIROさんの明るいキャラクターが際立つナンバーばかりです。



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